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自分カイシャづくり体験「お金と役割」5/12

初回の授業レポートです。

こちらの動画から授業の様子を見ていただければと思います!



初回の参加者はスタッフを入れて21名。小学生8名、中学生5名、高校生2名、大学生以上6名と異年齢が集まるなかで、意見を共有し合いながら進めていきました。

というのも、毎月オンラインで実施している「Yononaka」の形式でワークを進めました。Yononakaとは参加者同士で意見を共有しながら学びを深めていくアクティブラーニング形式の授業です。正解のないお題に対して、独自の意見を考え共有し、他者との視点の違いに気づきを得ながら複眼的な思考を育むことを主な目的としています。


ワークを始める前に、まずはメンバー同士、自己紹介を行いました。簡単に名前と意気込みを聞いていきました。


そして、この動画を見てもらいました。



アイデアをカタチにする「創る」という行為によって人間は進化を続け、今の便利な世の中を実現させました。普段ロボットプログラミングで「創る」ことに取り組んでいるスクール生が、今度は「会社」という形のないモノを創造していくにあたり、つながりを意識してもらう意味合いで動画を創りました。


お題①お金を稼ぐ方法について知っていることを共有しよう


ここからお題に入ります。まずはみんなが知ってる「お金を稼ぐ方法」について共有し合いました。3,4人のグループで共有していきました。多様な考えに触れることができたと思います。



お年玉、お母さんのお手伝い、ゲームの大会での賞金、投資、闇バイトや詐欺など、非常に幅広い意見が出ました。この「闇バイトや詐欺」という意見も大歓迎です。もちろん言ってくれた人がやるつもりはないと言ってくれましたが(笑)

確かに良い方法とは言えませんが、お金を手にする方法としてはひとつの意見になると思います。正解がない場所ですのでお題に沿っていれば何を言っても構いません。どんどん思いついたことを発言していくことで、奇抜なアイデアも引っ張り出させることでしょう。何でも話せるこの空気感は、継続していきたいと思っています。


ここからはお金と役割について、参加者に問いかけながら話をしていきました。

お金持ちってどんな状態?

収入と支出をどうしたらいいやろう?

YouTuberってどうやって稼いでいる?

お金はどこからもらっている?

などの問いかけに対して自由につぶやいてもらいながら、スライドの説明を進めていきました。

(下の動画の37:30ごろから)



特に伝えたかったのはこの2つのスライドです。

まず収入を得る方法は役割によって異なり、その役割は大きく分けて4種類あるということ。世界的ベストセラーの「金持ち父さん貧乏父さん」の著書を参考にしています。「どうやって稼ぐのか」を考えるのと同じくらい、「どの役割でお金をもらうか」という視点も重要です。

そして経営者は日本では労働者人口の約4%と言われています。今回の自分カイシャづくり体験は経営者の視点でイベントをおこし、商品やサービスを販売していきます。貴重な機会になること間違いなしです!



そして4つの役割と会社がどう関係しているか、お金の流れをまとめたこのスライドです。アニメーションでひとつずつ表示しながら、参加者とお金の流れを確認していきました。



ここで前半のワークが終了。後半では信用金庫の支店長として勤められていた「池田さん」にお金についてのお話をしていただきました。


ゲスト:池田さん(タツさん)による銀行とお金のお話


子供たちにもわかりやすい内容で、かつ銀行屋の視点から見たお金の役割、融資の考え方やスタンスなど、実際の事例も踏まえながらお話しいただきました。

(下の動画の1:01:54ごろから)



お題②銀行屋になって考えてみよう


タツさんのお話を踏まえて、もし自分が銀行屋だったらどんな人にお金を融資しますか?あるいはどんな仕事ですか?というお題に、意見共有を行いました。



「吉本新喜劇、もっとツッコみたくなるようなオチを作ってほしい」という意見、面白いですね(笑)

一見関係なさそうなこの意見ですが、実は「銀行屋の視点を明確に示している」とタツさんはおっしゃっていました。なぜなら、銀行は「ワクワクさせてくれる」人や仕事に対して、お金を貸したいと思うからです。

銀行が融資を考える際には、単にお金を返してくれそうな人だけでなく、次のようなことを感じさせてくれる人を重視しているとのことでした。



実際に融資を行った例として、タツさんはドローンの会社の話をしてくれました。当初は予定になかったものの、ワクワクするアイデアを考えた結果、ドローンを使って専門的な地図を創った会社です。タツさん自身もこのプロジェクトにワクワクしてお仕事をされたとのことでした。

また、参考としてタツさんが実際に融資を決定する際に考えていた基準についても共有していただきました。この5原則を踏まえたうえで、ワクワクさせてくれる会社と取引していたとのことです。



小学生にとっては少し難しい内容だったかもしれませんが、参加者が楽しく話を聞いている様子が印象的でした。ワーク全体を通しても、笑いながら和気あいあいとコミュニケーションを取れたと思います。


参加者の感想を以下に記します。

・銀行のわくわくが生きたお金に替わるっていう話が印象に残りました。

・お金の流れを血液と例えてるところがなるほどと思った。

・ジェット機のエンジンが上についてる事。人によってお金持ちに対しての考え方が違う事を知りました。

・銀行のようなかっちりしたとこでもワクワクが大切なことを知りました。

・〇〇くんの「吉本新喜劇がもっと新しいオチを考えて欲しい」という意見。おそらく池田さんの「ワクワクするという」ワードから連想したと思った。専門家の話を早速「使ってみる」というチャレンジが良いなと思った。


授業レポートは以上になります。

今回の自分カイシャづくり体験は「トライアル」という形で、来年以降も継続的に活動していきたいと思っております。ですので都度都度、感想やコメントをいただけますとありがたいです。それをワークに反映していきたいと思っております。


次回は「はたらく」をテーマに、働くとは何か、何のためにすることか、などを参加者同士コミュニケーションを取りながら考えていきたいと思います。サポーター様、保護者様のご参加もお待ちしております!聞くだけ参加でもOKです!


以上です。引き続きよろしくお願い致します。

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