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「」に対する検索結果が210件見つかりました

  • キャリア教育よのなか科レポート⑫「ひょうげん」

    「ひょうげん」について考える 2022/12/25 今回の参加者は9名でした。 (小学生高学年:2名、中学生:3名、高校生:2名、大学生以上:2名) 3つのグループでワークに取り組みました。(1人はワーク③から参加) ワーク①「芸術家/アーティストのイメージ」 表現することを職業にしている「芸術家/アーティスト」のイメージや特徴を書き出すワークです。特に今回のブレストは”意見の量”を意識して、思ったこと感じたことをそのままシートに書き出してもらいました。1分間の個人ワークの後、グループに分かれて3分間意見共有を行いました。 1人3個以上は意見が出ていて、活発なグループワークができました。(割愛している意見あり。真ん中グループはワーク③からの参加が1人いました。) マイナスな意見から職業を想起させる意見まで、さまざまな考えが飛び交いました。「個性的・独創的・信念・こだわり」などから、自分の芯を持っているイメージがうかがえます。 ワーク②「作品をみて思ったこと」 世界的に有名な作品をみて、率直に思ったこと感じたことをシートに書いていくワークをしました。作品はピカソの「泣く女」。個人ワーク1分、グループワーク5分行いました。 色んな視点からの意見が挙がりました。「悲しそう・泣いている・人なの?」など作品を見た感想、「角ばっている・カラフル」など作品に書かれている事実、「独創的・自由・多角的」など他作品との比較から思うこと・・・。さまざまな種類の意見が出ていることが分かります。時間の関係で実施できませんでしたが、意見のグルーピング※をするのに最適な量だったと思います。次回以降、グルーピングを重点的に行う時間も設けたいと思っております。 ※グルーピング・・・近い意見をグループ化すること ワーク②の最後に話したことをそのまま記します。 「リアリティ(現実)を求めていない気がする」という意見も挙がりましたが、この作品に「リアルさ」はあまり感じなった人が大半だったかと思います。 しかし、ピカソはこの作品で”ピカソなりのリアルさ”を表現していたといわれています。 どういうことかというと、たとえば女性の顔を描くとき、大半の人は自分が見ている位置から見たままを描くと思います。 その見る位置、すなわち”視点”にピカソは疑問を持ちました。1つの視点で見たものを描くだけではリアルさを表現できてないんじゃないか。視点を変えて、複数の視点からみたもの描けばいいんじゃないか。(右図) そうして、左からみた目やったり、右からみた鼻をひとつの顔として作り直す、複数の視点でみたものを合成するという表現をしました。 それを踏まえてみてみると、作品の感じ方が変わってくるかと思います。 ただ、「再構成するのがいい」とか「どっちの方がリアルだ」とか、そういうことではなく、リアルさに正解はないし、表現の仕方はさまざまってことを知ってもらえたらいいと思います。 ワーク③「作品をみて思ったこと」 先ほどの話をふまえて、もう一度作品をみて、感想を書き出していきました。作品はカンディンスキーの「コンポジション」。個人ワーク1分、グループワーク6分行いました。 作品の感想を共有する点ではワーク②と同じですが、グループワークの方法を少し変えました。グループリーダーに、受講生の感想を大きく2つに分類してもらいました。「作品に描かれている事実」と「作品から考えた意見」の2つです。そして、事実に関する感想には「そこからどう思う?」という問いかけ、意見には「どこからそう思う?」の問いかけをして、受講生にもう一歩考えてもらいました。 具体的な対象物がない作品をあえて選びました。「何を描いているかわからない」と投げやりな意見も予想しておりましたが、一切ありませんでした。 色について、カタチについて、作品が発しているメッセージについて、小さなことでも感じ取ろうとする受講生の姿勢に好感を持ちました。複数回参加している受講生が多いため、回を追うごとに考えるクセが身についていると感じます。 ワーク③の最後に話したことをそのまま記します。 グループリーダーが「そこからどう思う?」「どこからそう思う?」という問いかけをしました。 たとえば「赤青黄いろいろある」って感想があったとします。それはこの作品にある事実です。「その事実からどう思う?」と問うことで、「楽しそう!」という自分の意見が出てきます。 反対に、「うるさいなぁ」と思ったら、それは自分が感じた意見ですね。「どの事実からそう思う?」と問うことで「色んな線があるからそう思うんだ」、といった事実にたどりつくことができます。 これを繰り返して事実と意見を往復すること、言い換えると”探求する”とういうことです。探求しながら作品に触れることで、理解が深まるとともに、自分の想像力も豊かになると思います。それを今回のワークで体験してもらいました。 ワーク④「ゲストの話を聞いて考えよう」 後半のワークでは、表現の仕事に携わっているゲストを招き、「表現することの必要性」について話を伺いました。 今回は、俳優の「山崎掌(つかさ)」さんに話してもらいました。 質疑応答というカタチで、事前に受講生からもらった質問を混ぜながらインタビューしたのですが、受け答えする様子が16歳とは思えないほど落ち着いておられました。 俳優をはじめたきっかけや魅力、表現することの難しい部分、最近取り組んでいる脚本作りなど、さまざまな質問について真摯に話していただきました。質問を聞いて即答するというより、一呼吸置いて淡々と話されるところが印象的でした。その部分に表現者ならではの佇まいを感じました。 個人的に印象に残ったのは、”演じるときに大変だなぁと思うこと”を訊いた時です。つかささんは、「納得のいく言い回しができないとき」と答えられました。「頭の中でこう表現しようと思っていても、いざ言葉にすると表現ができない。そうゆうときは大変だ。」とおっしゃっておりました。 「そうなったら、一旦考えを引き離してリセットする。そして、気分転換に本を読んだりしていると、表現にふさわしい言葉や言い回しが生まれてくる。」というように、乗り越える方法まで教えていただきました。 インタビュー後に、質疑応答を行いましたが、つい予定時間をオーバーしてしまいました(笑) それほど受講生の関心が高く、たくさんの話を聞くことができました。ですので、ワーク⑤は実施せず、受講生の感想を共有することで今回の授業は完了しました。 「表現することや自己主張すること、日常的にある何かから発展させてつくるということはロボットプログラミングと共通していると思った」という感想や、 「オリジナリティはたくさんの型を自分に落とし込んでつくれるものなので、色んなものに触れて解釈を繰り返していきたい」という感想がありました。 あまり見かけない職種の方から話を聞けるのは本当に貴重なことです。そのことを受講生はしっかり認識し、自分事としてどう吸収していくか、考えている様子が印象的でした。 このように”自分以外の人の考えに触れられる”のがよのなか科の魅力です。時にはリアクションを取りながら話をしっかり聞く。そのうえで、「この考えいいなぁ」と思ったら自分に取り入れる。90分の時間でこれほどいろんな考えを吸収できるのはよのなか科しかない!、そう思っております。 これまでキープオンでは、13回開催してきました。 8月「いきる」 10月「ものづくり」 12月「ことば」 1月「インターネット」 2月「いなか」 3月「アイデア」 4月「べんきょう」 5月「おかね」 6月「しごと」 7月「いきる(ライフイベント編)」 8月「コミュニケーション」 9月「おかね(経済編)」 10月「ゲーム」 11月「ロボット」 https://note.com/keepon_/n/n5e31cd4b8951 次回のテーマは「しゅうちゅう」です。2023年一発目の授業にふさわしい内容になっております。ぜひご参加ください! 日時:1/29(日) 10:30~12:00:「しゅうちゅう」 https://forms.gle/Toaer1t6ZhgamKGZ9

  • 発表会投票受付中

    2022年最後の発表会 【紅白ロボット合戦】の投票受付中です! 受講生がオリジナルロボットを自由につくって、特長、良いところ、どうしてこのロボットを作ったのか?などを、アピールしています 😀 今回参加できなかった受講生も、是非動画を見て作者へコメントをお願い致します🤲 すべてのクラスに投票可能です。 【キッズクラス・投票ページはこちら】 【エジソンクラス・投票ページはこちら】 【エキスパートクラス・投票ページはこちら】 発表は1/18(水)を予定しています😊

  • 体験講座を開きました!

    いつもお世話になっている曙川コミニティーセンターで今年も体験講座を開催しました! 年末の忙しい中の実施になりましたが、午前8名と午後10名に参加いただきロボットプログラミングを体験してもらいました😊 体験講座ではプログラミングにじっくり取り組むため、あらかじめロボットを組み立てて授業に入ります。 自己紹介のあとは、アイスブレイクとして画像を使ったロボットクイズをしました。 ⚫︎元気に手をあげて答えてくれる子 ⚫︎じっくり考えながら答えてくれる子 ⚫︎あれ、なんやったっけ?ほらほらーと楽しみながら答えてくれる子… いろんなリアクションがあり、こちらも楽しんでいます😊 クイズのあとは 「どうしてロボットは作られたのか?」という正解が一つではない問いに答えてもらい、子どもたちの柔軟な考えに触れることが出来ました🤔 学校でもパソコンを使う機会が増えたようで、マウス操作もスムーズに動かせて、より授業に集中することが出来ました。 授業は、プログラミングの基本的な処理(順次、条件分岐)を理解しながら進みます。 終盤のミッション課題に取り組むと、子どもたちはググッと集中力を増して、リクエストに応えて午前午後とも15分の延長になりました! 授業を終えての振り返りでは、子どもたち全員が楽しいと言ってくれて、とても充実した時間になりました😊 来年の体験講座も楽しみにしています✨

  • クリスマス工作のお知らせ🎄

    ツリーやリースを一緒に作りませんか⁉️ クリスマス工作のお申込は下記よりお願いいたします⬇️ https://forms.gle/BSduViQfHNxQNcqKA ※クリスマス工作の申込期限は12/13(火)です✨ クリスマスを楽しみましょう♪♬

  • よのなか科・参加者募集中📣

    キャリア教育「よのなか科」は、正解ではなく「納得解」をつくっていく授業です。 ▶詳しくはこちら 12月のテーマは「ひょうげん」 です。 日時:12/25(日)10:30~12:00 対象:10才以上(大人もOK)、9才以下は保護者と参加可能 参加費:初参加の小中学生(3回分1,500円) 高校生以上 スマホ、タブレット、PCからのオンライン授業です。 参加申込はこちらから▶ https://forms.gle/8c161KriA1P4g4pL8 大人(保護者)のご参加大歓迎です😊

  • キャリア教育よのなか科レポート⑪「ロボット」

    「ロボット」について考える 2022/11/20 今回の参加者は7名でした。 (小学生高学年:1名、中学生:2名、高校生:1名、大学生以上:3名) 2つのグループでワークに取り組みました。 ワーク①「知っているロボットを書き出そう」 身近なモノから、アニメや映画の中で存在しているロボットまで、とにかく自分の知っているロボットを書き出すワークです。書き出した言葉を客観的に見ることで「自分がロボットについて抱いているイメージ」を確認できます。1分間の個人ワークの後、グループに分かれて4分間意見共有を行いました。 みなさんロボットプログラミングを受講していることもあり、ロボットに興味がある様子で活発な意見が出ていました。ルービックキューブを自動で完成させるロボットなんてあるんだ!しかも名前がついているなんて知らなかった!と、他の受講生がリアクションしていました。知っているロボットを共有するだけでも発見がありますね。 ルンバやペッパーくんなど、自分自身で判断して行動できるロボットを「自律型ロボット」といいます。警備ロボットは、空港や駅などを巡回し、異常があれば係員に通知する機能をもつロボットです。実際動いている映像を共有しました。 ワーク②「対話型ロボットによって変わること」 自律型ロボットのなかでも、今回はコミュニケーションがとれる「対話型ロボット」について考えていきました。 対話型ロボットと人が関わることで、わたしたちの社会はどうなっていくのか、どんな変化があるのか。個人ワーク1分、グループワーク5分で考えていきました。 飲食店や家庭での利用について多くの意見が挙がりました。 「普段の生活に寄り添ってくれることで、生活面の不安がなくなり仕事面の成果が上がる」という意見があった一方で、 「ロボットとの対話に夢中になるとひとり身の人が増える」という意見がありました。 両側の意見に触れることで視野が広がったのは、当人だけじゃないと思います。いろんな角度の意見が集まれば集まるほど、参加者全員の視野が広がっていく、それがよのなか科の醍醐味だと思います。 ホテルやレストランの受付としては今後も使われていくといわれています。プログラムすることで複数の言語が話せるので、海外の方へのサービスが向上します。廊下に配置してすれ違う人に挨拶をするプログラムを組むと、宿泊者だけでなく従業員にも同じテンションで挨拶をするので、従業員の仕事に対するモチベーションが上がる、といったメリットも挙げられています。 また、語学教師ロボットとしての活用も広がるといわれています。発音が完ぺきですし、ロボット相手だと初心者の方が緊張せずに会話の練習をすることができる点も良いところだといわれています。 ワーク③「アンドロイドと人間の違いってなんだろう」 2018年から日本テレビのアンドロイドアナウンサーとして活躍している「AOI ERICA」の動画を見てからワークに取り組みました。 完全自律型ロボットなので、そのときに応じた話をしています。会話は成立していますが、少し違和感を抱いたのではないでしょうか。その点を考えてもらうワークを行いました。個人1分グループ6分で考えました。 恐怖感を抱く受講生が多かったように思います(笑) 表情や話し方のぎこちなさや、作られて動いている感じが不気味さを生んでいるのだと思いました。大きさも怖さと相関関係がありそうです。 「人間のカタチだと過度に期待してしまうのではないか」という意見も挙がっていました。参加者のほとんどが「感情を感じられない」と言っていましたし、違和感なくロボットと共生していく社会はまだ先の話になりそうですね。逆に言うと、人は「人間を感知するセンサー」が非常に強いなぁと思います。 ワーク④「心を感じたのはどうしてだろう?」 先ほどと同じように、動画を見てから問いを考えるワークを行いました。「弱いロボット」についての動画を視聴しました。 ワーク③の動画と比べて能力は劣りますが、人間らしさを感じたんじゃないでしょうか。その人間らしさや心があるように感じたのはどうしてか、考えていきました。個人1分グループ6分で考えました。 庇護欲は、かばってあげたいと思う気持ちのことです。能力が低いからこそ親しみやすく、手伝ってあげたくなるという意見が多く挙がりました。 「完ぺきではないところが人間と似ているから」という意見は納得度が高い様子でした。外見はまったく違うし、モコモコとしか話さないけど、人間らしさを感じるのは不思議だなぁと思います。 ワーク⑤「どんなロボットを作りたい?」 最後のワークは、何でも作れるとしたらどんなロボットを作りたいか、の問いで自由なアイデアを出してもらいました。個人で考える時間は2分、目的や理由もあわせて1分程度で発表できるようまとめました。内容がまとまった人から順に全体共有しました。 制限なく自由な発想をしてみるのが最後のワークです。今回も各受講生ならではの意見が聞けて面白かったです! 細かな設定があったり、目的や理由を論理的に説明している様子が印象的でした。2分であっという間に納得解を作れるのは素晴らしいです。 個人的には、ワーク3からガラッと展開が変わり、ロボットを通して「人間らしさ」や「心」について考える方向になったことが面白かったです。 「よのなか科は受講生が作り上げていく授業」だと改めて思いましたし、そのライブ感を今後も楽しんでもらいたいなぁと思いました。 次回のテーマは「ひょうげん」です。ゲストを招く予定ですので、ぜひご参加いただきたいと思います! https://forms.gle/KyQT7gMJPpDLqi119 身近なテーマを参加者同士でいろんな角度から考えていくのがよのなか科の特徴です。自分以外の人の話をしっかり聞いて拍手でリアクションし合いながら、いろんな考えに触れて視野を広げていってもらえるといいなぁと思っています。 これまでキープオンでは、13回開催してきました。 8月「いきる」 10月「ものづくり」 12月「ことば」 1月「インターネット」 2月「いなか」 3月「アイデア」 4月「べんきょう」 5月「おかね」 6月「しごと」 7月「いきる(ライフイベント編)」 8月「コミュニケーション」 9月「おかね(経済編)」 10月「ゲーム」 https://note.com/keepon_/n/ne11a375babaf 次回のテーマは「ひょうげん」です。参加募集中です! 日時:12/25(日) 10:30~12:00:「ひょうげん」

  • クリスマス抽選会のお知らせ🤶

    ハロウィンも終わり、次はみんな大好きクリスマス🎄 今年もプレゼント抽選会をします😀 去年と同じく事前エントリーで、アプリを使っての抽選会です❣️ 当日予定があっても大丈夫👌 12/9(金)までに事前エントリーをして、抽選結果をお待ち下さい。 参加費:1人500円ハズレなし ※受講生&ご家族参加可能です。 発表日:12/11(日) ※抽選結果は動画撮影後にLINEでお知らせします🤗 ⬇️詳しい商品情報はこちら https://www.keeponlearning.fun/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9%E6%8A%BD%E9%81%B8%E4%BC%9A ⬇️クリスマス抽選会エントリーページはこちら https://forms.gle/vHZEXkRDf8qyAd5P9 みんなで、ワクワクドキドキ💓楽しみましょう🤩

  • 発表会のお知らせ📣

    今年最後の発表会は 「紅白ロボット合戦」です🤖 オリジナルロボットを自由につくって 特長、良いところ、どうしてこのロボットを作ったのか?などを、投票者にアピールしてください😀 いつも通りにクラス別での表彰とは別に 紅組、白組に分けて勝利者チームへの景品を用意しています🎁 ⚫︎エキスパートクラス ⚫︎エジソンクラス ⚫︎自考力キッズクラス 紅白の振り分けは、申込順にさせて頂き投票終了後にお知らせいたします! これまでの学びを活かして オリジナルロボットにチャレンジしてください😊 ⬇️参加申込ページはこちら💁🏻 https://forms.gle/rzPvLxYP23MN1Bn39

  • よのなか科・参加者募集中📣

    キャリア教育「よのなか科」は、正解ではなく「納得解」をつくっていく授業です。 ▶詳しくはこちら 11月のテーマは「ロボット」 です。 日時:11/20(日)10:30~12:00 対象:10才以上(大人もOK) 参加費:初参加の小中学生(3回分1,500円) 高校生以上無料 スマホ、タブレット、PCからのオンラインです。 キープオンラボからオンライン参加も可能です。 参加申込はこちらから▶ https://forms.gle/FeiEnKLnw5mqz9aV6 大人(保護者)のご参加大歓迎です😊

  • キャリア教育よのなか科レポート⑩「おかね(経済編)」

    「おかね(経済編)」について考える 2022/10/23 今回の参加者は9名でした。 (小学生高学年:1名、中学生:3名、高校生:1名、大学生以上:4名) 3つのグループ(各3人)でワークに取り組みました。 ワーク①「ポテチの値段について考えよう」 4種類のポテトチップスと値段が書いています。それを見て思ったこと、どうして値段が違うのか、どうしてこの値段なのか、などを考えていきました。まず1分間の個人ワークで自分の考えを書き出し、その後グループに分かれて3分間の意見共有を行いました。 活発な意見が出ました。期間限定への反応が大きかったように思います。20円の差を高いと思うか安いと思うかは人それぞれ違うことを改めて感じました。 また商品と値段だけでなく、その商品を作るコストや原料国まで考えを進めて話し合っているところが良いと思いました。ワークの質問や授業テーマはあくまでも「話題の種」であるので、そこから話を飛躍させていくのは好ましいですし、学びになる範囲も広がると思います。上級生中心に話を展開していましたが、下級生もリアクションを取りながら学んでいる様子でした。 ワーク②「どうして値段は動くのだろう」 112円のカルビーうすしお味、実は2年前と比べると大体18円くらい値上がりしています。同じくiphoneも大幅に値上がりしています。 最近よく聞く「値上げ」「物価高」という言葉。反対に「〇円off」「半額セール」など値段の上下を表す言葉をよく耳にすると思います。 そこでワーク2では、値段が動く理由について考えていきました。個人ワーク2分、グループワーク4分でした。 需要と供給の関係をすでに理解している受講生が半数以上いたことは驚きでしたが、他にもさまざまな意見が出ていました。個人的には「需要と供給と欲」という意見が面白かったです(笑) 人間社会の本質をとらえているなぁと思いました。 ワーク①②のまとめです。 授業内で話したことを再現します。 たとえば100円の水が3本売られていて、それを5人の人が買いたい!って思っているとします。買いたい人が売りたい量より多い状況です。 そうすると100円より高くなってもいいから買いたい!って人が出てきて、売りたい量と同じところまで値段が上がっていきます。 この場合水が3本売れるところの150円近くまで値上げしていくようになります。 反対に、売りたい量より100円で買いたい人の方が少ない場合、3本が売れるところまで値段を下げていきます。 このように値段は上がったり下がったりしながら、基本的には「買いたい量と売りたい量のバランス」で決まっていきます。そして、買いたい量を需要、売りたい量を供給といい、この関係を「需要と供給」といいます。 ワーク③「水を1,000円 で売る方法」 アイデア出しのワークです。一般的に約100円で売られている500mlの水を、1,000円で売る方法を考えていきました。個人ワーク2分、グループワーク4分でした。 ある受講生が、この質問を考えるとき「悪者になった気持ちだった」と言って、ほぼ全員が共感している様子が面白かったです(笑) 10倍の値段というのが少々大げさだったかもしれません(笑) それでも参加者のアイデアを引き出せたので良かったと思います。アイデア出しのワークは盛り上がるし、気づきや発見も大きいと思います。 ワーク①②③のまとめです。 授業内で話したことを再現します。 ワーク1では「値段の違い」、ワーク2では「値段の動き」について考え、 ワーク3では水を1000円で売る方法、つまり「一見高いと思われることを安く感じてもらうにはどうするか」ってことを考えていきました。 通常は100円の水でも、アフリカの砂漠のような暑くてたまらないところに行くと1000円でも売れるかもしれません。 このように、売る場所を変えたり、他の意味を加えたりすることで、1000円という値段の感じ方が変わってくると思います。 また、今日は経済編ということですが、経済って、小中学生にはあまりなじみのない言葉かもしれません。簡単にいうと「おかねを使ったり稼いだりすること」です。放課後に友達とコンビニに行ってお菓子を買ったり、スマホゲームで課金したりするのも経済の一部です。そうゆわれると結構身近になると思います。 最近「値上げ」とか「物価高」とか、ニュースで耳にする人もいると思いますが、これらも「需要と供給」で説明できます。 いまロシアとウクライナで戦争が起きていますよね。その影響で原油の量が減っています。原油は車を動かすガソリンや、電気などのエネルギーのことです。なので、原油の量が少なくなると、ガソリンや電気が減ります。 すると、商品を運んだり商品を作る値段が上がります。 その影響を受け、様々なモノやサービスの値段が上がります。あるいは入っている量が少なくなります。 また「円安」や「ドル高」といった言葉についても説明します。 日本では何か買うときに「円」を使いますが、アメリカでは「ドル」を使います。なので、アメリカに行って「円」を使った買い物をすることは基本的にできません。アメリカに行く前に、円とドルを交換しておく必要があります。このとき円とドルを交換する値段のことを「為替レート」といいます。 為替レートも日々動いています。2年前は「1ドル104円」で交換することができましたが、いまは「1ドル」交換するのに147円必要になっています。(22/10/23時点) このように、ドルの値段が高くなっていくことを「ドル高」あるいは「円安」と呼ばれています。特に1年間で1ドル36円も上がっているので、現在ニュースの報道が増えています。 この「ドル高・円安」には様々な要因があるので、また自分で調べていただきたいですが、簡単に言うと「円に比べてドルが欲しいと思う人が増えている」ということです。この「需要と供給」の関係が、値段を決めるうえでは超重要になっています。 ここで前半のワークは終了。 5分間の休憩をはさみました。 ワーク④「動画を見て考えよう」 コイケヤが販売している高級ポテチ「今金男爵ポテトチップス」に関する動画を見て考えました。1袋1,480円でも売り切れ必須の超人気商品で、「幻のポテチ」と呼ばれる理由は何なのか。事前に1分間時間をとり、売れる理由について個人で考えてもらってから動画視聴しました。 参加者の感想です。 ワーク⑤「知恵を加えて価値を高める」 あえて値段の高い芋を使用し、極限まで味の質を上げる工夫を凝らすことで、1,480円でも売れるという話でした。他にも、「オール手作業」「極厚」「出来立て配送」の商品も紹介されていました。 このようにして、最後のワークでは「知恵を加えて価値を高める」ことを考えていきました。モノ・サービス・遊びなど、内容は問いません。個人で考える時間は3分、内容がまとまった人から順に全体共有しました。 毎回思いますが、大人よりアイデアを出すのに長けているなぁと思います(笑) 今回も1人1人異なった意見を共有している姿に凄みを感じました。 「靴×つま先をあげる機能」の意見いいですねぇ。おばあさんのために何かできないか考え、現状の問題を観察し仮説を立てる。想いがこめられた素晴らしい意見だったと思いました。 好奇心が高ければ豊富なアイデアを出せるし、他者の意見も興味を持って聞くことができます。その好奇心を育んでいけるような時間を、今後も作っていきたいと思っています! 次回のテーマは「ロボット」です。ロボットプログラミングを受講されている方にはぜひ参加いただきたいです! 身近なテーマを参加者同士でいろんな角度から考えていくのがよのなか科の特徴です。自分以外の人の話をしっかり聞いて拍手でリアクションし合いながら、いろんな考えに触れて視野を広げていってもらえるといいなぁと思っています。 これまでキープオンでは、11回開催してきました。 8月「いきる」 10月「ものづくり」 12月「ことば」 1月「インターネット」 2月「いなか」 3月「アイデア」 4月「べんきょう」 5月「おかね」 6月「しごと」 7月「いきる(ライフイベント編)」 8月「コミュニケーション」 受講生は、"自分の考えを言葉にする"ことに少しずつ慣れてきたように感じています。こどもたちからの「やりたい!」という声に応えるかたちで、2022年からは新カリキュラムとして、毎月開催していきます。

  • 【結果報告】ゲームについてのアンケート

    先日はアンケートにご協力いただきありがとうございました。 その集計結果のご報告と、10/29に実施した「ゲーム&ハロウィン」イベントのご報告をさせていただきます。 「教育版マイクラ」イベントのきっかけ 3年ぶりに数十人集まるイベントを開催することになり、「みんなで一緒に楽しめるゲームはないかなぁ」と相談すると、ある受講生が「マイクラ」について教えてくれました。 マイクラは多くの子から「おもしろい」とのウワサを聞いていましたが、詳しく調べてみると「教育版マインクラフト」がリリースされているとのこと。2016年から学校などの教育機関で使用されているし、3年前からは「Minecraftカップ」という全国大会もはじまっていて、超盛り上がっているらしい! 「これはうちの教室でもやってみたい!イベントで盛り上がること間違いなし!」と興味が湧いたので、早速ライセンスを取得。 みなさまに教室のLINEでご連絡すると、これまた予想以上の大反響! 約1時間で定員になりました。(人数の関係で参加できなかった方は申し訳ございません。また企画いたします!) 教育版マイクラ体験(10/29) マイクラを使ったはじめてのイベント。 明確なゴールは決めずに、 ・教育版マインクラフトを体感してもらう ・そのうえでマイクラのどんなところが学びになるのか?を考える ・そして各自の考えを参加者同士で共有する 以上を狙いとして実施しました。 3つのグループに分かれ、 「好きなイベント」「好きな食べ物」「好きな場所」 の各テーマに沿って、30分間自由に作っていきました。 限られた時間でしたので、各自集中して取り組んでいる様子でした。 最後に各グループの作品を全体で共有しましたが、想像していた以上に独自性のある作品ばかり! 年齢関係なく、自分の考えを自由に表現できるマイクラの奥深さを感じました。 ゲームについてのアンケート集計結果 マイクラ体験イベントでせっかく集まるんだから、みんなでゲームについて考えるワークをしたらいいんじゃないか?と思い、「よのなか科」もセットで体験いただくことに。 その前にみなさんが「ゲームをどう思っているか」お伺いしたく、アンケートにご協力いただきました。下記が回答結果です。 お子様は2人に1人の割合で、1週間7時間以上(1日1時間)ゲームを利用している結果になりました。学校や習い事で過ごす平日を含めての結果ですので、お子様のゲームに対する関心の高さががうかがえます。 保護者様は、約半数の方がゲームをする習慣がなく好きなゲームの種類では「パズル系やカードゲームなど」、お子様は「マイクラ」の人気が高い結果になりました。 アンケート回答いただいた方が38人だったのですが、その半数以上の20人のお子様が「マイクラ」と回答したのは予想以上でした! 学年が上がるにつれ人数は減っていますが、「教育版マインクラフト」が中高生の学校授業に取り入れられていることを考えると、テーマの設定次第で誰でも学べる要素があると思います。 これらのアンケートをふまえ、教育版マイクラ体験後に「ゲームについて考える」ワークに取り組んでいきました。 ゲームについて考える(よのなか科) 普段の会話やアンケート結果から、子どもとゲームの関係を深掘りしたいと思い、ワーク1では「ゲームに夢中になるのはどうして?」という問いを参加者に考えていただきました。(保護者様にも参加いただきました。) まずは1分間自分自身で考えて付箋に意見を書いて、その後にグループワークを行い、各自の意見を共有しました。 ここには36個もの意見を書いておりますが、重複の意見は省略しております。参加者1名あたり2個以上の意見が出ました。活発なグループ共有ができている様子に驚きました! 「ゲームをしていなくてもそのゲームを好きな人と楽しめる」という意見がありましたが、「ゲーム全体」をテーマにしたときに参加者それぞれが共通点を認識することで、活気のあるワークができたんじゃないかなと個人的に思いました。 次は「自分の好きなゲーム」について伝えるワークをしました。「学びになる(ためになる)ポイント」考え、理由も含めてグループ共有しました。 人それぞれで学べるポイントが違うことを実感している様子でした。授業後のアンケートでも「いろんな人の考えが知れて良かった」「次にゲームするときの楽しみ方が変わりそう」といった声が挙がっていました。確かに、いままでそのゲームに抱いていた気持ちだったり、ゲームを利用する目的にも違いが出てくるんじゃないかなと思います。 どんなジャンルであっても、実際にやったうえでの気づきが学びにつながること、楽しみながら学べることを知ってもらえると嬉しいです! このように、身近なテーマを参加者同士でいろんな角度から考えていくのがよのなか科の特徴です。自分以外の人の話をしっかり聞いて拍手でリアクションし合いながら、いろんな考えに触れて視野を広げていってもらえるといいなぁと思っています。 次回は「ロボット」をテーマにオンラインで開催予定です。 ロボットプログラミングを受講されている方には、ぜひ参加いただきたいです! 「教育版マイクラ」のこれから マイクラ体験イベントを通して、自己表現に対する効果を実感しました。 今後も数回体験イベントを実施して、1年後の全国大会をゴールとした「マイクラ部」を発足できればおもしろいなと思っています! 今回参加できなかったマイクラ好きな子たちにも、ぜひ一緒に取り組めるような形を考え、お知らせいたします。 また、今後も授業以外のイベントを重視して運営していく予定です。 イベントを通して違う学年の子と関わることで身につく力があると思っています。 引き続きよろしくお願します!

  • 11月イベントのお知らせ🍁

    11月の定期イベントのお知らせです! ◆5(土)13:30〜14:30 はぁって言うゲーム 「声と表情」で演技するカードゲーム😆 ◆12(土)15:30〜16:30 マジカルバナナ リズムに合わせて連想しよう🍌 ◆19(土)15:30〜16:30 ぬりえ PCからフリー素材をプリントします💻 色鉛筆やクレヨンを持参してください🙇‍♂️ ◆26(土)15:30〜16:30 ネットレ💻 自分のペースで学ぼう👍 http://nll.red/ みんなで楽しく学びましょう🤗 先着順なので、お早い目にLINEにてお申込みください💁🏻 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 以前にもお伝えいたしたしたが、 今月から金曜日クラス(エジソンのみ)を開始します😊 ⭐︎第2・4金曜日18:30〜20:00 クラス変更、振替にご利用ください🤖

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