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「」に対する検索結果が210件見つかりました

  • 【教育ブログ】遊びと学びって両立できるの?

    "遊び"と"学び"。 正反対で使われることが多いですが、実は境界線はあいまいです。 学びの英語"Study"の語源は「夢中になること」だと言われています。 そのため、学びとは単に机に座って本を読む、ノートを書くといった一面だけでなく、走ったり、スポーツをしたり、ゲームをしたりという、夢中になること全てを指すのです。 その中でも、いまは「ゲーム」が一番心をつかむのではないでしょうか? 多くの親御さんが「ゲームをやりすぎないように」と注意を促していることだと思います。しかし、そのゲームの中にも、実は意外な学びの可能性が秘められています。 例えばマインクラフトは、教育版のソフトが出るほど教育に対する価値が認められています。 教育版マインクラフトは、中学・高校で行われるPBL学習(問題解決型学習)の教材として活用され、プログラミングや科学実験など、多岐に渡る知識を学ぶことができます。"アイデア次第で自由にモノを設計し創造できる"自由さが、子どもたちの創造力や問題解決能力を育むのです。 キープオンのスクールでも「マイクラ部」を開設し、Minecraftカップを目指し活動しています。 国民的ボードゲームの「桃太郎電鉄」もまた、教育版のソフトが出ています。「地理情報表示機能」によって、実在地の人口や特産品などの情報が写真と共に表示されるため、遊びながら地理や経済について学ぶことが可能です。 このように、ゲームがただの娯楽ではなく、子どもたちの好奇心を引き出し、新たな知識を授ける教育ツールとしての役割を果たしています。 そして、その核心にあるのは「探究心」です。 「夢中になること」が探究心を育むということは、教育界でも重要視されています。2022年度から始まった日本の高校における「総合的な探究の時間」はその象徴であり、生徒たちは自らの問いを立て、課題を探し、それを解決するための方法を考えます。その過程で、生徒たちは自分で考え、行動する力を身につけていきます。 総合的な探究の時間 第1目標  探究の見方・考え方を働かせ,横断的・総合的な学習を行うことを通して,自己の在り方生き方を考えながら,よりよく課題を発見し解決していくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。 1、探究の過程において,課題の発見と解決に必要な知識及び技能を身に付け,課題に関わる概念を形成し,探究の意義や価値を理解するようにする。 2、実社会や実生活と自己との関わりから問いを見いだし,自分で課題を立て,情報を集め、整理・分析して,まとめ・表現することができるようにする。 3、探究に主体的・協働的に取り組むとともに,互いのよさを生かしながら,新たな価値を創造し,よりよい社会を実現しようとする態度を養う。 引用:文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年)」 ですので、遊びの中には無限の学びの可能性が含まれています。 それがゲームであろうと、ブロック遊びであろうと、ただの娯楽と捉えるのではなく、それを「新しい学びのカタチ」と認識することで、学びの可能性は飛躍的に広がると思います。 そのなかで私たちは、「ロボットプログラミング」の学びに可能性を感じております。2020年に小学校でプログラミング教育が必修化され、プログラミング教育に関心が高まっておりますが、そのなかでもブロック遊びの延長で始められるロボットプログラミングは、初心者でもチャレンジしやすく、お子様におすすめです。 ロボットプログラミングについて詳しく読む 小学生向けカリキュラム「エジソンアカデミー」について 学びの可能性を最大限に引き出す「楽しく遊びながら学べる商品」を、これからもみなさまに届けていけるよう注力していきます。ご家族やご友人と楽しくワイワイ遊んで、学びを深めてもらえると幸いです。

  • 【教育ブログ】楽しく学ぶって理想じゃない?

    楽しく学ぶ・・・。 とても理想的ですが、現実には難しい、そう思っていませんか? しかし、楽しみながら学ぶことは十分に実現可能で、見方によってはほぼ同じと言っても過言ではありません。 どういうことかといいますと、 たとえば、私たちは旅行に行くと、その地名や文化を自然と覚えることができます。教科書で同じ情報を学ぼうとしても、なかなか難しいかもしれませんが、その地域を自分の足で歩き、地元の人々と交流することで、知識が楽しく体験とともに身につくと思います。 同じことは科学の実験にもいえます。ただ教科書で読むのではなく、手を動かし実験を行うことで、どのように作用するかを体験する。その結果、科学に対する興味を深め、より一層学びたいという欲求が高まります。 では、なぜ楽しみながら学ぶことが効果的なのでしょうか。 その答えは、私たちの脳の中にあります。 楽しいと感じると、脳はドーパミンという物質を分泌します。このドーパミンは、単に快楽を感じるだけでなく、学びを助ける役割も果たしています。具体的には、ワーキングメモリーを活性化させることで、記憶が定着しやすくなり、その結果学習効果も上がるのです。 また、ドーパミンは新しい情報を知った時にも分泌されますし、新しい情報が学べると期待するだけでも分泌されます。知りたいと思えば思うほど、好奇心が高まれば高まるほど、学びの効果も上がるのです。 つまり、「楽しいこと」と「新しいことを学ぶこと」は脳にとって同じ感覚を引き起こします。これが、「楽しみながら学ぶ」が理想的でなく、実現可能な理由の一つなのです。 だからこそ、学びをただの義務と考えるのではなく、「楽しむ経験」ととらえることが大切だと私たちは考えています。楽しみながら学ぶことで、学びは深まり、楽しみも増える。このすばらしい循環を味わうためには、「好奇心」を持つことが大切です。 身の回りの好きなことを追求するなかで、自分自身の世界を広げていく。 これが「楽しく学ぶ」の真髄であり、私たち「キープオン」が追求すべき道でもあります。 これからも「楽しく学べる商品」をみなさまに届けていけるよう注力していきますので、共に学ぶことにワクワクしていただけますと幸いです。

  • 【教育ブログ】「フィルターバブル」を破る新しいコミュニケーション

    先日、Twitterのサイト名が「X(エックス)」に変わり、青い鳥ともサヨナラしてしまいましたね(笑) いまやSNSは生活の一部とも言える欠かせない存在で、友達との交流、最新ニュースのチェック、ショッピングやエンタメの楽しみまで、何もかもSNS上で楽しめるようになりました。ICT総研の最新調査によれば、日本におけるSNS利用者は8,270万人を超え、その普及率は82%に上ります。 しかし、このSNSの普及には、一つの大きな問題点が浮かび上がってきました。「フィルターバブル」という言葉を聞いたことがありますか?これは、私たちがオンラインで受け取る情報が、過去の行動や好みに基づいて選ばれることから、同じような情報や意見に取り囲まれ、他の多様な意見に触れる機会が失われる現象を指します。具体的には、ある政治的な記事に「いいね」をしただけで、同じ立場の情報ばかりがタイムラインに流れてくる、といったことが起こります。この結果、SNSは多様な考えや意見を共有する場というより、同じ考えの人々が集まる場所となりがちです。 また、SNSでは情報を短く、わかりやすく伝えることが求められます。このため、閲覧数を増やすために感情を強く刺激する言葉が頻繁に用いられるようになりました。「衝撃の〇〇」や「絶対〇〇」といった単語をよく見ると思います。「正解か不正解か」あるいは「単純でわかりやすい」ものばかりが前面に押し出され、複雑で微妙なニュアンスを持つ考えや視点が背景に隠れがちになります。結果として、個人のユニークな視点や多面的な考え方が形成されにくくなるという課題が生じています。 このような背景のなかで、新しいコミュニケーションの場として「Yononaka」を実施しております。ここでは、オンライン上でアクティブラーニングを実践します。参加者は、まずテーマについて個別に考え、その後少人数のグループで意見を共有し、グループの意見を全体で共有するいう流れ。この過程を通じて、参加者は自分の考えを丁寧に伝え、多様な意見に触れることができます。 さらに、Yononakaの魅力は、小学生から大人までの幅広い年齢層が集まること。この多様性が、新しい視点や考え方をもたらす魅力となっています。現在、初月無料で参加できます。 次回の開催は9/17で、テーマは「エネルギー」です。一緒にYononakaで、新しいコミュニケーションの形を体験しましょう。 申し込みはコチラ

  • 【🧠Yononaka⑳】日本と世界 8/2

    アクティブラーニング「Yononaka」。前回テーマが「世界」だったことから、今回は我が国「日本」について考えを深めるワークを実施しました。 今回の参加者は8名(小学生:1名、中学生:1名、高校生:3名、大学生以上:3名)2つのグループでワークに取り組みました。 ワーク①「日本の特徴ってなんだろう」 まずは各々が思う「日本の特徴」について共有しました。 食文化、伝統的な工芸品、エンターテインメント、建築など多種類のテーマが出ました。特に印象的だったのは、「日本は長い歴史を通じて、独自の文化や伝統を大事にしてきた」という視点です。この意見は、日本の大きな特色としての価値をしっかりと捉えていると感じました。 日本の特徴をひとことで言うのは大変ですが、その分日本のことを多方面から考えることができたと思います。 ワーク②「日本の特徴はどのようにして作られたのだろう」 その特徴はどのように形成されたのか?もう一歩深く考える問いです。 参加者たちは、自分の経験や知識をもとに意見を共有し、互いの意見から新しい発見をした様子でした。自然、地理、歴史、そして人々の性格など、さまざまな意見が出ました。特に「島国」としての位置づけが、他国との物理的な接触を少なくし、独自の文化を育て、守ってきたという意見が目立ちました。 しかし、今はインターネットによって、全世界と繋がることができます。言語の違いはありますが、それを乗り越えれば、さまざまな国の文化や伝統を共有することができる時代です。その点については次のワークで意見共有していきました。 ワーク③「日本語を話さずに仲良くなるにはどうしたらいいだろう」 現在の日本の人口構造は、44歳以下の人口が少なく、45歳以上の人が多いという特徴があります。いわゆる少子高齢化です。2025年には日本の人口の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上となると予測されています。 高齢者が増えることで、働けない人々が増え、年金生活を送る人が多くなるため、彼らをサポートする必要が出てきます。このような状況に対応するため、ロボットや自動化技術の導入が進められております。また、外国の労働者の受け入れも拡大しており、今後さらに海外の方との接点が多くなると予想されます。それを踏まえ、次のワークでは「海外の方とのコミュニケーション」について考えていきました。 日本語を話せない方と、どのようにして良好な関係を築くか、各々意見共有をしました。 翻訳アプリなどのテクノロジーを使うことや、手や体を使って伝えるなど、たくさんの方法が考えられました。特に、相手と共通の趣味や好きなことを通して交流するという意見が多く、それを知るために、まずは相手に聞く、そして、それに関連した相手の言語だけでも覚えて話せるようにするという意見もありました。 最初に笑顔やジェスチャーで相手に安心感を与えてから、会話に入るというのは、日本人同士でも同じコミュニケーション方法ですね。このワークを通じて、言語はコミュニケーションのツールの一つであり、それ以外でも人々との関係を築く方法はいくつもある、ということを再認識できたと思います。 以下、前半ワークのまとめです。 先ほど「2025年問題」というテーマでお話ししましたが、それは労働者の減少を意味しています。それに加えて、人口減少によって消費者、つまり商品やサービスを購入する人の数も減少していくと考えられます。 現在時点でも日本のGDP、すなわち国内総生産は、30年の間大きく変わっていません。その間、アメリカ、中国などの国々は急成長を遂げており、インドは日本とほぼ同じ水準に迫っています。 「日本で」「日本人と」「日本のものを」「日本語を使いながら」仕事や生活をするのがまだまだ一般的だと思いますが、みなさんが社会に出て働くころには、もっと世界が身近になるでしょう。 さて、後半のワークではゲスト「あきのりさん」をお迎えします。英語を使って、世界の企業をつなぐ仕事をされています。現在は横浜在住ですが、昨年までシンガポールで生活されていました。後ほど、私がインタビュアーとして彼の興味深い話をお聞きします。 ワーク④「ゲストの話を聞いて考えよう」 インタビュー形式でお話を伺いました。 2019年から3年半シンガポールに駐在。シンガポールは外国人が全人口の約4割を占める多国籍な国で、中華系やマレー系、インド系など、多様な背景を持つ人々とコミュニケーションを取られたようです。そもそも「外国人」という概念がほとんどないようですね。 子供の頃から英語に興味を持たれていて、サッカーの影響が大きかったようです。特に英語を中心に勉強されて教員免許もお持ちですが、英話を話せるようになったのは、シンガポールに移住してからだと話されていました。やはり現地で使うことで、話さるようになるのですね。また、シンガポールで特に交友が深かった人とは「趣味のサッカー」がきっかけとのことで、ワーク③で多かった参加者の意見「共通の趣味を通して交流する」が良い方法であるのが分かりますね。 個人的に最も印象的だったのが、「海外の方と話すときに意識していることはありますか?」の質問に対するお話。「相手が外国人であるという事実よりも、人としてのコミュニケーションが重要であると感じています。 言語の違いや文化の違いがあっても、基本的には人と人とのコミュニケーションとして捉えるべきだと考えています。」とおっしゃられました。ハっとさせられる回答で、新しい視点を提供していただきました。 その後参加者からの質疑にもご回答いただき、貴重なお時間を過ごさせていただきました。あきのりさん、ありがとうございました! ワーク⑤「ゲストの話、今日のワークをふまえての感想など」 今回はあきのりさんのお話の余韻を残しつつ終えたいという思いで、最後はフリーで参加者1人ずつ感じたことを共有してもらいました。 参加者の意見を、一部箇条書きにまとめます。 ・日本の独特な文化や特徴を再確認し、それが海外の人との接点として使えると気づいた。学校でカンボジアへの留学の機会があるが、あきのりさんの話を聞いて、それにチャレンジしようと思った。 ・英語を勉強するだけではなく、現地で使うことが大切だと感じた。そして、実際に使おうとすると勇気が必要だと実感した。 ・ゲストのあきのりさんの話から、英語が苦手でも海外でチャレンジする価値があると感じた。英語の苦手意識を乗り越え、自分の力で海外で活動してみたいと考えた。 ・日本の文化を知っている日本人は少ない。まずは日本の文化を知ること。そして海外の文化を学び、日本の伝統的な文化と組み合わせることで新しい文化が生まれるかもしれないと思った。 フリーテーマという初めての試みでしたが、参加者全員が自分ならではの感想を自由に話していました。ゲストの話に触れて意見を述べたり、ワーク全体の感想を話したり、日本と世界というテーマに基づいて、自分の日常で疑問に思っていることを話す人もいました。「難しかったけど、非常に学びが多かった」「初参加で緊張したし、頭がぐちゃぐちゃです。でも海外への意識が高まりました」といった正直な感想もありましたね。 次回のテーマは「エネルギー」についてです。 いつものオンライン開催で、さまざまな視点から考えるワークをしていきます。 予習や事前知識は要りません。 自然体でお気軽にご参加いただけると幸いです。 日時:9/17(日) 10:30~12:00:「エネルギー」 👇申込ページ

  • 【教育ブログ】未来を拓く!子供の発想力

    誰もが生まれながらに「クリエイティブ」、創造力で溢れています。 特に子供たちの目には、まだ無限の可能性が広がっており、固定概念や先入観に縛られず、自由に発想を巡らせることができます。たとえば、彼らにとってのダンボール箱は、ただの箱ではなく、自動車の運転席やお店のカウンター、あるいは秘密基地として使われます。 近年、AIの発展により、多くの定型的な仕事や知識中心の仕事の価値が低下してきました。しかし、AIには限界があり、顧客のニーズを満たすような新しい製品開発、サービスの発想は得意ではありません。これからの時代、子供たちがAIと共に生活していくためには、「新しいものを創造する力」や「発想する力」をもっと伸ばしていくことが求められるでしょう。 発想力は、日常の中でのちょっとした工夫でも高めることができるようです。心理学の研究によれば、カフェやレストランなどの賑やかな環境の方が注意が分散されるため、新しいアイディアが湧きやすくなるそうです。公園で散歩したりシャワーを浴びたりなど、適度に体を動かしながら考えることもアイデア発想力にはプラスに働きます。 このような発想の方法を、子供たちは自然な形で取り入れています。遊びながら、動きながら、新しい環境や状況に適応していきますよね。ですので、「常識を知る」は確かに社会で生きていく上で必要なことですが、それが子供たち独自の発想を制限するのは避けるべきだと思います。ユニークな考えや行動を認めることができれば、もっと子供たちの発想力を伸ばすことができると思っています。 一方で、大人になればなるほど、経験や知識、論理的思考の面は優れていきます。心理学の研究によれば、複雑な問題の解決や長期的な計画立案の能力が高まっていくそうです。経験や知識が年月を経て蓄積され、私たちの思考や判断を形成しているからです。 子供たちの自由な発想と大人の経験や知識は、それぞれ異なる価値を持っています。したがって、これらの異なる強みを組み合わせることで、新しい視点やアイディアが生まれると思います。そして、異なる年代や背景を持つ人々との関わりは、私たちの学びや感じることをより豊かにしてくれるでしょう。次回は、「異年齢との関わりの重要性」について書いていきたいと思います。皆さんの新しい学びや発見につながれば幸いです。

  • 【教育ブログ】未来の学び「アクティブラーニング」で独自の視点を磨く

    時代とともに学びの形が変わってきました。従来は、講師が事前に準備した内容を伝え、受講生はそれをノートに取り、覚えるというスタイルが主流でしたが、近年、アクティブラーニングが教育やビジネスの現場で注目されています。 アクティブラーニングとは、その名の通り「積極的な学び」を意味します。受講生同士が主体となり、授業の内容を自ら作り上げます。特定のテーマやお題に基づき、受講生同士で意見を交換し、知識を深めていくのです。もちろん、無目的にただ話し合うわけではありません。何らかのテーマ(お題)についてグループで話し合い、自分の意見をアップデートしていく、あるいはグループ内で最適な答えを作っていく、ということを目的にしています。 その際、「正解が一つではない」テーマを取り上げられることが多いです。例えば、「流行る店と流行らない店の違いは?」や「子供部屋は必要か?」など、人それぞれ異なる答えが出るようなテーマです。これらのテーマを通じて、1人1人が自分の頭で考え、意見を形成することが重視されます。 現代のグローバル化し、多様化した社会では、一般的な意見や常識にとらわれず、独自の視点やアイデアを持つことが非常に重要となっています。多文化の背景や異なる価値観を持つ人々との協働の中で、独自の視点が活かされる場面は数多くあります。 さらに、技術の進化により、多くの単純作業が機械によって代替されつつあります。このような変化の中で、人間が持つ「思考力」「判断力」「表現力」がより一層重要視されています。実際、文部科学省も2020年からの新学習指導要領「生きる力」において、「思考力・判断力・表現力」の能力の育成を強調しています。そして、これらの能力はアクティブラーニングを通じて養われるものです。 先ほど例に挙げた「流行る店と流行らない店の違いとは?」と「子供部屋は必要か?」は、「よのなか科」というアクティブラーニングで実際に行われています。都内初の民間校長、藤原和博氏が提唱されたアクティブラーニングで、正解がひとつじゃない課題をブレストやディベートを通して、本質的に考えることで「思考力」・「判断力」・「表現力」=情報編集力を養う時間です。私たちキープオンでも、2022年から「オンライン」で実施しています。先日、よのなか科提唱者の藤原和博さんに直接ご連絡し、承認を得て「Yononaka」の名称に変更しました。月に1回、90分間のアクティラーニングで、小学生から大学生まで毎回10名~15名まで、毎回10名から15名の参加者が集まり、特定のテーマについて深く掘り下げて学びます。現在参加費は無料で実施しておりますので、興味を持たれた方は、どうぞお気軽にご連絡ください。 アクティブラーニングは、自らの手で知識を深め、新しい視点を持つことを促します。この新しい学びの形を通じて、私たちは未来の社会での新しい役割を見つけ、より豊かな人生を築いていくことができるでしょう。皆さんも、この新しい学びの形に挑戦し、自らの可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

  • 【教育ブログ】脳がつながるコミュニケーション

    近年、私たちの周りのあらゆるモノがデジタルデータとしてネット上でつながっています。実際、世界のスマホ人口は50億人を超え、この数字は今後も増加し続けると予想されます。このようなデジタル化の波の中で、さまざまな情報がシェアされる中、自分の考えやアイデアを積極的に共有する姿勢がますます重要となっています。つまり、他者とのコミュニケーション が大切です。 ここでいうコミュニケーションは、単なる日常の会話とは異なる、より深いモノを意味します。具体的には、特定のテーマや問題に対して、自分が考えたり感じたりしたことを他者と共有することです。その際、受け取るリアクションは様々。時には「いいね」という肯定的な反応がもらえることもあれば、「微妙」という否定的な意見を受けることも。そして、残念ながら無視されることもあるかもしれません。 しかし、それら全てが貴重なフィードバックとなり、自分の考えを再評価し、成長する手助けとなります。 「自分の考えたアイデアを友人に話したら、彼からは全く異なる視点での意見が返ってきた。初めは驚いたが、その意見を取り入れることで、アイディアはより洗練され、実現可能性が高まった。」といったように、フィードバックを通してアイデアが完成することもあるでしょう。 企業が新しい商品を開発する際もそうです。IoT技術を利用して商品のデータを収集し、そのフィードバックを基に商品を改善していくのです。同様に、私たちも他者からの意見や感想を受け取り、それを元に自分の考えをアップデートすることが、何よりも学びになるでしょう。 みなさんは、朝の卵料理を作る際、卵の殻をどのように割っていますか? 多くの人が2回軽くたたいてから殻を割る方法を選ぶのではないでしょうか。この2回たたく行動、実は1回目のたたきは卵の殻の堅さを感じ取るために行われています。そして、その感触を基に、2回目でちょうど良い力を加えて卵を開くのです。 この単純な行動にも、「フィードバックを受け取り、修正する」というプロセスが隠れています。歴史を振り返ると、人類は火の使い方から蒸気機関の発明まで、一度のフィードバックや経験だけでなく、繰り返しの試行錯誤を通じて学び、技術や文化を発展させてきました。 この考えや経験を他者と共有することは、私たちの知識や経験の限界を超える鍵となります。他者からのフィードバックや新しい視点を受け入れることで、未知の領域への入り口が開かれるのです。 だからこそ、私たち一人一人、脳と脳をつなげるように、考えを共有することが大切です。近年、アクティブラーニングが教育やビジネスの現場で注目されています。これは、コミュニケーションを通して自ら積極的に学ぶ、新しい学習手法です。次の記事では、アクティブラーニングの魅力とその効果について、深く掘り下げてお伝えします。

  • 【教育ブログ】手を動かして学ぶロボットプログラミング

    2020年、小学校でプログラミング教育が必修化され、プログラミング教育に関心が高まっています。 プログラミングと聞くと「難しそう」「特別な技術が必要」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。 そこでおすすめしたいのが、ロボットプログラミングです。 ロボットプログラミングは、自分で作成したプログラムで、ロボットを動かしながら学びます。プログラムの結果が目に見える形で出てくるため、子供たちの興味を引きやすく、楽しんで学べるのが魅力です。 また、そのプログラムの作成に、難解な言語を覚える必要はありません。初心者向けのロボットプログラミングは、専用ソフトでドラッグ&ドロップするだけで、簡単に楽しくプログラムを作成できます。自分のアイデア次第で、様々なロボットをつくることが出来るので、「レゴブロックが好き!」「動くおもちゃが好き!」「工作が好き!」というお子さんにおすすめです。 そもそも、小学校においてのプログラミング教育の目的は、プログラミングのスキルを身につけるだけでなく、「論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成」が目的とされています。有識者会議でも、プログラミングに必要なコーディング(プログラミング言語を用いた記述方法)は時代により変化していくため、それよりも、「自分で考え、それを形にしていくプロセス」が重要とされています。 ロボットプログラミングは、自分で作ったプログラムでロボットを動かすなかで、想像していた動きとは異なったときに学びのチャンスが生まれます。「何が原因で思うように動かないのか?」「次はどうしたらいいだろう」、これらの疑問をもとに仮説を立て、それを実行する。自分自身で考え、試行を繰り返すのが、ロボットプログラミングの学びです。 スクラッチや教育版のマインクラフトなどのゲームを用いたプログラミング教材もあります。 ゲームとロボットでは、プログラミングをして動かす対象が、画面上のキャラクターなのか?自分で組立てたロボットなのか?、ここに大きな違いがあります。 ゲームプログラミングの場合、動かす対象は画面上のキャラクターです。ここを動かしたい!と思い、そのプログラムをつくると、プログラム内容が正しければ、その通りに動きます。それは、何度やっても、パソコンを変えてみても同じ動きになります。 一方でロボットプログラミングの場合、動かす対象は「自分で組立てたロボット」です。プログラム内容が正しくても、組立て方の違いや、モーターや電池の消耗具合によって、想像していた動きとは異なることがあります。 たとえば、モーターで動く車を50センチ移動させるとしましょう。モーターが回転する速さと、時間をプログラムするのですが、ロボットの大きさによって数値を変える必要があります。 また、机の上で動かすのか?カーペットの上で動かすのか?動かす場所によっても、数値は変わってきます。色んな要素によって動きが決まるのがロボットプログラミングで、それは実際に動かしてみないと分かりません。実際に試してみて、想像していた通りにいかなければ修正する、そしてまた試してみる、そうして完成を目指すのがロボットプログラミングの特徴です。 これを説明すると、「むずかしそう」とか「混乱しそう」という声をいただくこともあります。 ですが、この「実際にやってみないと分からない」ことこそが、ロボットプログラミングの最大の魅力であると思います。

  • 【教育ブログ】最近ロボット多くない?

    生活する中で、「最近、何かと自動化が多くなったな」と感じることが増えましたよね。 スーパーのセルフレジ、お店のセルフオーダー、自動清掃ロボット… あれよあれよという間に、これらのシステムは私たちの日常に溶け込んでいます。コロナ禍の影響で人々の生活スタイルが変わる中、自動化の技術が私たちの生活をスムーズに、そして効率的にしてくれました。 そして、このロボットの増加は、日本の特有な状況にも影響を受けています。総務省の最新データによれば、日本の人口は前年比で約80万人も減少しました。(総務省 人口推計 2023年7月概算値) そして、このペースで進む少子高齢化は、2030年には3人に1人が65歳以上という高齢社会を迎えると予想されています。特に、工場のような人手を必要とする仕事への影響は大きいでしょう。そういった人々の労働力不足を解消し、継続的な生産活動を維持するために、自動化の技術が期待されています。 こうした技術革新が進むことで、新たな役割が出てきます。それは「ロボットを動かす人材」です。 今後の日本では、ロボットを活用するスキルが急速に求められるでしょう。特に、ロボットの動きをコントロールするためには、物の位置や動きを早く、そして正確に理解する必要があります。これを「空間認識」と言います。まるで、目の前にないものでも手で掴めるような感覚です。 この空間認識能力を高めるための方法として、ロボットプログラミングが注目されています。ロボットを動かすことで、プログラムした結果が実際どうなるかを学ぶことができます。また、自分のアイデアや考えが具体的な形で現れるので、わくわくしながら楽しく学べるのも特徴です。

  • 【ロボット発表会(夏)】私が考えるエコロボット🍃

    夏の発表会は「エコ」がテーマです🍃 現在ある物でも、自分で考えたエコのアイデアでも構いません! みなさんオリジナルのロボットを作成してください🤖 スタッフ一同楽しみにしております😊 ↓参加申込みはこちらから(景品の詳細も確認!)

  • 【参加無料】キャリア教育Yononaka「日本と世界」8/20

    Yononakaのお知らせです。 7/24はジオゲッサー大盛り上がりでしたね! 8月は「日本と世界」がテーマです。 みなさんでコミュニケーションを楽しみましょう😊 受講生はもちろん、保護者の方もご参加お待ちしております! はじめての方も、大歓迎です! Yononakaの時間を通して、さまざまな参加者の意見に触れることで、今までにない新たな視点を持ち帰ることができると思います😊 オンラインで誰でも気軽に参加できますので、ぜひご参加くださいませ! 日時:8/20(日) 10:30~12:00 ZOOMオンライン開催 ↓申込はこちらをクリック

  • 【🧠Yononaka⑲】世界の国々 7/24

    アクティブラーニング「Yononaka」。今回はスクールのイベント内での開催でしたので、リアル開催となりました。 イベントのテーマが「世界」だったので、今回のテーマは「世界の国々」でした。「GeoGuessr(ジオゲッサー)」というゲームで楽しく遊びながら意見共有を行いました。 Yononakaでは毎回、受講生とスタッフが一緒になって学んでおります! 今回の参加者は16名(小学生:7名、中学生:3名、高校生:2名、大学生以上:4名)2つのグループでワークに取り組みました。 ワーク①「自分の場所を推理しよう」in大阪府八尾市 「ジオゲッサー」は、表示された場所がどこかを推測するゲームです。 「Googleストリートビュー」を移動しながら周囲の風景(建物/看板/お店など)を手がかりに、制限時間内に自分の居場所を推理していきます。 まずはスクールの場所である大阪府八尾市の中からランダムで表示される場所を推理していきました。 みなさんワイワイガヤガヤとても楽しそう!(笑) ワーク②「自分の場所を推理しよう」in世界 次は八尾から足を広げ、、、 世界の国を推理していきました!(笑) そのなかで気づいたことや発見したことをメモして、ゲームの後にグループで共有していきました。 ランダムで出た場所は、シンガポール、ドバイ、スペインでした。 みなさん多くの気づき/発見があったようでした。 「世界遺産や名所が印象に残りやすい」という意見からは、ビジュアルで見たものは記憶に残りやすいことが改めて確認できます。 「言語は国の象徴である」や、特定の地域で見られたアラビア語や英語の存在からは、文化と地理が密接に関連していることがわかります。 また、場所の名前は分かるが詳細な位置が理解できない、地図上で探すのが難しいなどといった意見も多く見られました。 ワーク②「日本との違いを観察しよう」in世界 次は「日本との違い」に着目して、風景を観察しながら居場所を推理していきました。 日本の場所も表示されました。ランダムで出た場所は、札幌、京都、フィンランド、ニューヨーク、スペインでした。 みなさん多くの視点から日本との違いを感じ取っていました。 まず、建築物の特徴について。ニューヨークの高い建物や多くのお店、サクラダ・ファミリアと金閣寺の建造物の違いなどが意見として挙がりました。建築スタイル、地域の文化、都市の発展の違いを表していますね。 一方で、共通点について言及もされていました。京都とスペインには電柱がないという意見です。景観を優先し建造物が見やすくするための街づくりがうかがえます。 また、道路の色分けや右側通行、黄色いタクシーなど、交通ルールや交通手段に関する意見もありました。植生の違いについても意見もありますね。それは気候や地理的な要素の違いを示しています。 全体としてみると、多角的な視点からの意見が共有されたと思います。1人1人見方は様々なので、この人数で集まればいろんな視点が獲得できるなぁと感じます。また、各々の視点の違いを認識し、理解することは、世界の異文化理解やグローバルな視野を広げる上でも非常に重要だと思います。 ワーク③の後に伝えたことをそのまま記します。 みなさんジオゲッサーどうでしたか? ちょっとした旅行気分や探検気分が味わえますし、場所を観察し、手がかりから推理するトレーニングにもなります。地理の知識も身につくし、遊びながら学べる良い教材だと思っています。 またこういったイベントでやっていこうと思っています。 というのも、ゲーム感覚で学んでいると「夢中になって思いついたことを話したくなる」と思うんですね。 そういう自分の見たこと感じたことを話すと「他の誰かが何か反応してくれる」、それを見て聞いて話し合いながら「気づきを得る」、あぁ今の視点は自分ならではなんだ!とか、〇〇さんのこの視点は素晴らしいなぁとか。その会話を繰り返し、視野を広げていく時間が「Yononaka」であり、私は非常に貴重な体験だと思っています。 今回の参加申込の際に募集した「世界に関する疑問」について、いくつかピックアップし参加者全員で考えていきました。 疑問①「言語は何種類あるのか」 小学3年生からの疑問。 日本語、英語、中国語、、言語っていくつかあるけど何個あるの? ある程度考えてもらってから、 「現在世界は196ヶ国です」 とアナウンスして再度考えてもらいました。 そして答えは、、 言語と方言の境目は学者のなかでもあいまいだそうですが、2021年時点において国際SILによりSILコードの割り当てられた言語数は7,139だそうです。(https://www.sil.org/) ちなみに、私たちが使用している関西弁やプログラミング言語は含まれておりません(笑) こちらが公用語として使用されている人数のランキングです。中国語は中国人が多いというのが強く関係していると思いますので、やはりグローバルな言語は英語ですね。スペイン語が次にランクインしてくるのはわたしたち日本人にとってはあまりなじみのないことかもしれません。 疑問②「行けない所はあるか」 ここまでで今回は時間になってしまったのですが、他にいただいていた疑問についても回答させていただきます。 中学3年生からの「行けないところはあるか」という疑問。「行くの難しそうなところ」といって多くの人が連想するのは北極&南極ではないでしょうか。実は一般人でも旅行会社のツアーでいけます。ただし夏から秋にかけての期間に限ります。北極、南極ともに3日あれば到着できるようですね。 最近行けるようになったところといえば、セントヘレナ島ですね。アフリカと南アメリカの間に位置する小さな島です。長い間船でしかアクセスできませんでしたが、2017年に空港が開設されて一般人でも気軽に行けるようになったみたいです。海がとてもきれいでリゾート気分を味わいたい方はぜひ! そして本当に行けない場所・・・ それはマリアナ海溝の一番深い部分「チャレンジャー海溝」という場所です。地球上でもっとも深い部分だそうです。いつか人類が到達する日が来るのでしょうか。 別の角度からですと、政治的な理由あるいは安全面でいけない国はこの3ヶ国ですね。 疑問③「1つの大きな国が戦争をするだけでなぜここまで物価高になるのか」 最後の疑問です。中学1年生からいただきました。これはまた別の機会にみなさんと考えていきたいと思っています。 ほんといろいろな理由が考えられると思いますが、私はその中でも「農産品の減少」という観点で考えました。ロシアとウクライナは、小麦、トウモロコシなどの農産品を大量に輸出している国です。2ヶ国あわせた人口は約1,8億人。この人々の生活や仕事に影響が出ています。 特に小麦の輸出シェアは、2ヶ国あわせて約30%。その生産量が大幅に減少すると、世界全体の小麦生産量にも大きく影響しますので、需要と供給の観点から小麦の国際価格が上昇。パンやラーメンなど、小麦を使った食材の価格が上がり物価高になっています。 また、日本の小麦の自給率は13%で、大半を海外から輸入している状況です。それにより国際価格の上昇が与える影響もまた大きくなっています。 また今回の疑問は「1つの大きな国が戦争をするだけでなぜここまで物価高になるのか」ということですが、本当に「2ヶ国間の出来事」なのでしょうか。 ロシアとウクライナの間の戦争は、地球全体の複雑な政治と経済の一部を形成しており、その影響はすでに多くの国々に及んでいます。これは、戦争の原因の一つとして、両国の国の成り立ちという歴史が関係していることからも理解できます。 したがって、ロシアとウクライナの紛争を単に遠い国の出来事として受け止めるのではなく、すでに私たち自身がこの問題の一部として直接的に関わっている事実を認識することが重要だと思います。 またYononakaでも、この問題をYononakaで取り上げ、皆さんと一緒に深く考える時間を設けたいと思っています。このような大きな問題を共有し、一緒に考えることで、より多角的な視点を持つことができると思います。 参加者の感想の一部を共有します。 「ジオゲッサーは世界のSTUDYになると思いました。」「子供たちがいろいろな考えを持っていて面白いなぁと思いました。」「人権ワークにて、複雑な気持ちは伝わりにくい分、はじめに良い印象をたくさん伝えられるように考えることが楽しかった。」 次回のテーマは「世界」についてです。 いつものオンライン開催で、さまざまな視点から考えるワークをしていきます。 予習や事前知識は要りません。 自然体でお気軽にご参加いただけると幸いです。 日時:8/20(日) 10:30~12:00:「日本と世界」(オンライン) 申し込みはコチラ

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